SR400の年式の見分け方
ヤマハのSR400は、1978年の初代モデル登場以来、長年にわたって愛され続けているバイクです。 そのシンプルでクラシカルなデザイン、独特の乗り味、そしてキックスタートという特徴が、多くのライダーの心を掴んできました。
しかし、SR400は長い歴史の中で何度もモデルチェンジが行われており、それぞれの型式や仕様変更により、年式の見分け方が難しいと感じる人も多いでしょう。 エンジンの変更や吸排気系の改良、カラーリングのバリエーションなど、多くのポイントで違いがあります。
例えば、初期型(2H6型)ではキャブレター仕様でクラシカルなスタイルが特徴ですが、1JR型になるとディスクブレーキが採用され、より実用的な進化を遂げました。 その後、RH01J型では環境規制に対応するための改良が施され、RH03J型ではついにインジェクション仕様へと移行しました。
このように、SR400は時代ごとに変化しながらも、本来の魅力を維持し続けてきたバイクです。 年式を正しく把握することで、自分に合ったモデルを選ぶことができ、より満足度の高いバイクライフを楽しむことができます。
ここでは、SR400の年式の見分け方や型式ごとの特徴、各時代のカラーリングの違いなどについて、詳しく解説していきます。

SR400の型式と年式一覧
SR400の型式は、大きく分けて以下のように分類されます。
| 型式 | 年式 | 特徴 | 変更点 | 人気度 |
| 2H6 | 1978年~1984年 | 初代モデル、キャブレター仕様 | シンプルなデザイン、キックスタートのみ | 高い |
| 1JR | 1985年~1999年 | 2H6からの改良モデル、ディスクブレーキ採用 | 排ガス規制対応、フレーム微調整 | 非常に高い |
| RH01J | 2001年~2008年 | キャブレター最終型、排ガス規制対応 | マフラー変更、電子制御強化 | 普通 |
| RH03J | 2010年~2021年 | インジェクションモデル、最終型 | 始動性向上、燃費性能向上 | 高い |
このように、SR400は長い歴史の中でいくつかの型式変更を経ています。 特に、1985年以降のモデルでは、排ガス規制対応や環境性能の向上が求められるようになり、エンジンの調整が頻繁に行われました。
各型式の詳細
2H6型(1978年~1984年)
このモデルはSR400の原点であり、シンプルでメンテナンスがしやすい点が特徴です。 特に、キャブレター仕様のクラシックな乗り味が魅力で、多くのファンがいます。 現在ではヴィンテージバイクとしての価値も高まりつつあります。
1JR型(1985年~1999年)
1985年に登場した1JR型は、初代モデルから大きく進化し、ディスクブレーキを採用しました。 これにより制動力が大幅に向上し、安全性が高まりました。 また、排ガス規制への対応により、エンジンの調整も行われています。
RH01J型(2001年~2008年)
21世紀に入ると、環境性能の向上が求められ、RH01J型では排ガス規制対応のためにマフラーが変更されました。 また、電子制御の強化によりエンジンの安定性が向上し、より扱いやすいバイクとなりました。
RH03J型(2010年~2021年)
2010年には、ついにキャブレターからインジェクション仕様へと変更されました。 これにより始動性が向上し、燃費性能も向上しました。 また、近年の環境基準に適応した最新のモデルとなり、初心者にも扱いやすい仕様になっています。
SR400のモデル変遷の詳細

2H6型(1978年~1984年)
SR400の初代モデルであり、クラシカルなデザインが特徴です。 キャブレター仕様でシンプルな構造のため、メンテナンスがしやすく、多くのカスタムパーツが用意されています。 この時代のSR400は、今でも高い人気を誇り、ヴィンテージバイクとしての価値もあります。
1JR型(1985年~1999年)
1JR型ではディスクブレーキが採用され、制動力が向上しました。 また、排気規制に対応するための改良が行われ、エンジンの特性がやや変更されています。 この型式は長期間にわたって生産され、中古市場でも流通量が多いのが特徴です。
RH01J型(2001年~2008年)
2001年に登場したRH01J型は、排ガス規制に対応するためにキャブレターの調整が施されました。 エンジンのセッティングが変更され、より環境に優しい仕様になっています。
RH03J型(2010年~2021年)
2010年に登場したRH03J型では、ついにインジェクション仕様へと変更されました。 これにより始動性が向上し、メンテナンスも容易になりました。 また、燃費性能の向上も図られています。
SR400の1型・2型・3型の違い

SR400には、1型・2型・3型といった分類があります。 この分類は、主に以下のように分かれています。
1型(2H6型)
- 1978年~1984年
- 初代SR400
- キックスタートのみ
- 丸目ヘッドライト、クラシカルなデザイン
- キャブレター仕様による独特のフィーリング
- シンプルな構造でメンテナンスが容易
- 初期モデルならではのクラシックなタンクデザイン
この時代のSR400は、まさにクラシックバイクの王道といえます。 エンジンのレスポンスは素直で、走行性能よりもフィーリングを重視した造りになっています。 特にキックスタートの操作感や、キャブレター特有の乗り味は、現在のバイクではなかなか味わえません。
2型(1JR型)
- 1985年~1999年
- ディスクブレーキ採用
- 排気規制に対応
- マフラー形状やフレーム形状の微変更
- フロントブレーキの制動力向上
- キャブレター調整により環境性能が向上
- カスタムベースとして人気の高いモデル
この時代のSR400は、より実用的な進化を遂げました。 特にフロントディスクブレーキの採用により、安全性が向上し、現代の交通環境でも問題なく運用できる仕様になりました。 また、排ガス規制対応のためのエンジン調整が施されたため、燃費性能や環境性能も改善されています。 中古市場でも多く流通しており、カスタムベースとしての人気も非常に高いモデルです。
3型(RH01J以降)
- 2001年~2021年
- キャブレター仕様(RH01J)からインジェクション仕様(RH03J)に移行
- 環境規制対応
- 吸排気系の変更
- エンジンの安定性向上
- 燃費性能の向上
- 近代的な電子制御技術の導入
- 取り回しがしやすくなり、初心者にも扱いやすい
この時代のSR400は、環境規制対応のために大幅な改良が加えられました。 特にRH03J型では、キャブレターからインジェクションへと変更されたことで、始動性や燃費性能が大幅に向上。 電子制御が導入され、エンジンの安定性も増したことで、初心者にも扱いやすいバイクとなりました。 また、エンジンレスポンスもよりスムーズになり、街乗りでも快適な走行が可能です。
まとめ:SR400の年式を見分けるポイント
- SR400の年式は、型式(2H6、1JR、RH01J、RH03J)によって分類される。
- 1型・2型・3型の違いは、エンジンやブレーキの仕様に注目するとわかりやすい。
- フレーム形状やマフラーのデザインにも細かな違いがある。
- 各年式ごとの特性を理解することで、より適したモデルを選ぶことができる。
- おすすめの年式は、用途や好みによって異なり、カスタムベースとしての適性も考慮するとよい。
- 年式ごとのカラーリングにも違いがあり、特定の年式限定カラーが存在する。
- 年式を調べる方法は、車体番号やエンジン型式の確認が基本であり、フレーム刻印を確認するのも有効。
- 初期型のモデルは希少価値が高く、ヴィンテージバイクとしての人気もある。
- キャブレター仕様とインジェクション仕様では、走行フィーリングが大きく異なる。
- 排ガス規制の影響で、近年のモデルは環境性能が向上しているが、初期モデルの味わい深さを求めるファンも多い。
- バイクの整備状況や走行距離によっても年式ごとの特徴が変わるため、中古車を選ぶ際は注意が必要。
SR400は長い歴史を持つバイクですが、その分、年式ごとの特徴を把握することで、自分に合ったモデルを選ぶことができます。
最新モデルにこだわるか、クラシカルな魅力を楽しむかはライダー次第です。 どのSR400を選んでも、その魅力は変わることがありません。
また、SR400はカスタムの自由度が高いバイクであり、年式ごとの違いを活かしたカスタマイズが可能です。 キャブレター仕様のクラシックなスタイルを維持するか、インジェクションモデルの安定した走行性能を選ぶかも重要なポイントとなります。
さらに、SR400は世界中で根強い人気を誇るモデルであり、日本国内だけでなく海外でも多くのライダーに愛されています。 特に欧州や北米市場では、レトロバイクの流行とともに、SR400の需要が高まっている傾向にあります。
このように、SR400の年式を見極めることは、バイクライフをより楽しむための重要な要素となります。 ぜひ、年式ごとの違いを理解し、自分に最適な一台を見つけてください。